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R・Japan005S「 Bespoke雪駄 市松 馬毛」

GoldenClassic


Ryuichi
Japan

bespoke
雪駄
no. 2

「horse hair」
市松




秋が深まると夜更かしが愉しい、深夜の書斎で気紛れに書棚を整理し始めたら、自然共生型リゾートコンドミニアムの先駆けだったサンフランシスコの「シーランチ(海辺の牧場)」に関する書物が転がりだしてきた、

ああそうだ、21世紀の我々の大きな課題のひとつに「自然との共生」がある、

この「リゾート地」で建築家のチャールズ・ムーアは森と一体化したアメリカの原風景ともいえる納屋のような住宅を設計している、(一説によるとムーアはむしろ日本の民家からヒントを得たともいわれている、)



しばし、頁を繰って見入っていたら、

書棚の同じ場所に、20世紀建築の「極めつけの傑作」といわれるルイス・カーンの「ソーク研究所」に関する書物もあるのに気がついた、

これはカリフォルニアの太平洋を望む自然のなかに静謐にたたずむ美しい建築で、とくに海へと続く一本の「水路」が切られたコンクリートの広場の「何もない」美しさは、蒼く拡がる海と空へと繋ぐファサードのようでひとつの「衝撃」でさえある、


反自然であるコンクリートの建築がこれほど自然をより美しく際立させるということが圧巻で、そういう意味でカーンのこの「傑作」もムーアとは全く違うアプローチで「自然と共生」している、


「自然と共生」するという「共生」には、自然の美しさを文明が引き出すという方法論もあるんだな、


RyuichiJapan「Bespoke 雪駄」の第2作目は「市松のホースヘアー」です、



商品名 : R・Japan005S「 Bespoke雪駄 市松 馬毛」

製造元 : 六義銀座

原産地 : 銀座東京

価格 : 41,040円 (税込 3,040円)

ポイント : 1

数量 :

迷宮のように美意識は複雑に螺旋を描くであろう「RyuichiJapan」の5作目は、「ホースヘアー」のbespoke雪駄です、

古今東西、装いは足元で決まります、

足元(具体的にも、抽象的にも)がおろそかな男は信用に足りません、
(男は「意識して」足元を固めるべきものです、
既製品社会では既製靴を売りたいから誰もホントのことは云いませんが、自分の足にぴったり気持ち良く納まる「足元」をつくるということは男が人生でやるべき大切なことのひとつです、大げさではなく人生が変わります、)


第一作目の「墨黒のガルーシア」は、キャラコの白足袋に合わせると思いのほかエレガントに納まり、しかも何にでも似合い、通をも唸らせる「妙」が生まれたと自負しています、

とくに雪駄のサイドに特製の「印伝」を張りこんだのも思いのほか品格を生んで、「ガルーシア」というエキゾチックな素材の、その「稀」を品と妙へと活かせて「着こなし」の次元を少し進化させたのは嬉しい限りでした、


「畳表」(名前は「畳」だが、実は竹の子の皮で出来ている)や夏の「パナマ」という「草」の雪駄は王道に間違いはないのですが、困ったことに雨に弱い、水たまりにちょっと入っただけでオシャカになってしまう、

堅苦しい集まりより普段にきものを愉しむ私には、エレガントでいて意外に気兼ねなく履ける雨にも強いものがありがたい、



いろいろ考えた末、第二作は「馬の毛」、それも白馬の尻尾から厳選した「純粋毛」で製作することにしました、


考えてみれば人間は自然界のさまざまを活用してきました、毛皮だけでなく例えば靴職人は「猪の毛」を縫い針代わりに使い、

「馬の毛」もジャケットの胸のふくらみをささえる芯地に織りこまれたり、ネイテイヴアメリカンたちが美しい色に染め込み精緻な紋様に織りこんで素晴らしく美しい工芸を生み出してきたのはご存知の通りです、

この素材は独特で極めて丈夫で張りがあり、そして細い上質な馬の毛で織られたものには漆のような艶があります、勿論、水にも強い、

調べると「馬の毛」の織り物はヨーロッパでも中世に紡がれていたことが文献に記されていますが、
美しく染めるためにはホワイトカシミアと同じく、白もしくは透明に近い毛のみを選び出す必要があります、
「本物」は白馬の尻尾の毛から職人が毛並みを確かめながら手で一本づつ抜きとるという手間のかかる作業を経て織られます、

均質な「布」を織りこむためには縦糸、横糸の太さ、毛質を合わせる必要がありますが、
この「経糸、横糸を合わせる」というのが自然のものなので案外に難しく、最近では、経糸のみを馬の毛を用い横糸はコットンの色糸(馬の毛を染めるのも大変だから)を用いてカラフルに見せるものや、ナイロン糸を混ぜたものも出回っているようです、

今回は、縦糸、横糸ともに、白馬から選び抜いたとくに長く細い艶の良い尻尾毛のみを用いて丁寧に織りこんであります、

紋様は日本古来の「市松」を織りこむことにしました、


*画像をクリックすると大きくなります、
「市松」というのは、江戸時代の美貌の歌舞伎役者「佐野川市松」が当り狂言「心中万年草」でお小姓役を演じたとき市松模様の袴を履いていたところから広まったといわれています、きっと、佐野川市松の美貌のお小姓ぶりがさぞや惚れ惚れするものだったからでしょう、

この市松紋様は格子の一種ですが、交差を交互に塗りつぶすことで「削ぎ落された華やかさ」というようなものが生まれています、

つまり、これは「華やか」とか「粋」を表現する最小ユニットで、しかも「潔い強さ」がある、削ぎ落されているこそ強さを持っている紋様なのです、

江戸時代に市松模様と呼ばれて人気を博する以前にも「石畳」と呼ばれ紋様自体は古くから使われていたそうですが、

私はこの「市松」をみるたび桃山のバロックな「華やかさ」をイメージします、

今回はチョコレートに近い「こげ茶」と「白糸とこげ茶のミックス」の市松にすることに決めました、

どうして「チョコレート」を選んだかというと、タウンシューズもそうですがこの色は紺系の装いにもグレイにも茶にも似合い上品に納まるマイテイな色だからです、

この納まり具合の良い色だからこそ市松の紋様としての華やかさをほど良く呑み込んで品格のある独自な足元(雪駄)をつくれると思いました、


そして、RyuichiJapanのビスポーク雪駄のシグネチャー、雪駄のサイドの印伝(鹿革に漆で文様をつけたもの)は、今回はとくに凝っています、
職人さんに頼んでホワイトデイアスキンに江戸好みの「よろけ縞」を染めてもらいました、ちょっと他ではみられないと思いますよ、

目立たない部分ですが、この少しの印伝が全体の雰囲気を和らげ、優美なものにします、

実際に着物に合わせたとき実に上品に映ります、



*画像をクリックすると大きくなります、

きものを着はじめて、いちばん戸惑うのはきものそのものではなく「履き物」だと私は思います、これは自分自身で着こなし始めてそう実感しました、

男のきものは帯の結び方さえ覚えれば着付けもさほど難しいものではありません、そう違和感も感じないと思います、


ただ履き物は「靴」とは全く別物です、


先ず、「履き方」というのがあります、ルールがあるのです、雪駄も草履も後ろに少しかかとをつき出して履き、花緒にはつっかける程度に浅く指を入れ、重心は前に、「摺るように」歩くのが粋とされています、

花緒に足指を深く差し込んで履いたり、かかとが後ろに出ず、べったりと足全体が雪駄に乗ってしまっているのは大ヤボと嫌われます、


多分、「初日」は要領がつかめず、足を包む靴と足を載せて「すり足」で歩く雪駄の違いに戸惑うことでしょう、


その雪駄にようやく慣れてみて思うのは、日本には「靴」の文化は残念ながら無いですが、「履き物」の文化は確かにあり、

この「雪駄や草履、そして下駄」(それぞれが違う役割をもっていて見事、)という文化の完成度は思っている以上に高い、


実際、足に合わない靴を履くぐらいなら雪駄を履くべきです、
(もちろん、完璧なbespokeの靴ならベストですが、、、正しく「歩く」ことを考えれば雪駄より履きやすく、歩きやすいと思います、)


これは冗談ではなく、アトリエを開いてみて、「合わない靴を無理をして履き続けたことによる後遺症」を持つひとがいかに多いかということに愕然となりました、

(我々には、「靴を慣らす」なんていう無責任で悪質な「都市伝説」をまかり通らせるナイーブな風土がどこかあるんですね、
アトリエを開き、「六義庵百歳堂」で「フィッテイング」について書き始めたほんの8年前でさえその「都市伝説」はまかり通っていました、当時、靴の第一義といえる「フィッテイング」を正しく伝えているヒトも雑誌もありませんでした、)



雪駄や草履は足の指が解放されているので「外反母趾」などになる要因もなく足は健康な状態を保っています、これは日本の履き物の非常に優れたところです、

つまり日本の昔には男にも女にも「外反母趾」は存在しなかったということです、


しかも、雪駄や草履は「bespoke」が当然で、実に豊かでエレガントな「文化」がそこに育くまれていました、

「革」から「草」まで好きな素材を選び本体をつくり、花緒も印伝からビロード、或いは着物とお対の紬で仕立てたりと靴とは比べ物にならないほどの素材のヴァリエーションがあります、季節ごとに着物に合わせて履き物を揃えるのが常識とされ、組み合わせの粋を競う「贅沢な遊び」というのがそこにあります、


bespokeの雪駄や草履は「花緒」を履く人にあわせて職人がひとつひとつ手で調整します、この塩梅が履きやすさを決定し、上手い塩梅に調整されたものは何のストレスもなく足についてきます、

ここらあたりは少しbespokeshoesと似てるかな、、、


今回は「誂え」を存分に愉しみましょう、

そんじょそこらには無い「雪駄」です、

花緒も同じホースヘアーでつくりました、指があたる裏側には茶の革を張ってあります、


雪駄は革底です、靴と同じく「ヒール部分」があり、ココを張り替えます、


花緒を含めてbespokeです、



*画像をクリックすると大きくなります、



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