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bespokeClassicTie100S「春嶺×鐘月 本繻子 21世紀の蒼」
bespoke classic
六義
RIKUGHI
Art&ClassiC
「春嶺×鐘月 本繻子」
21世紀の蒼
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ついに理想のタイが完成した。その名も「21century blue」、21世紀の青いタイ、 「春嶺」と「鐘月」、ふたつの日本原産の繭をかけあわせた5Aという驚くべきクオリテイーを誇る絹で織られた「本繻子」のタイ。この絹の質はあきらかにいま「世界一」といえるだろう。
私はこの絹である青いタイを織ってみたかった。それは60年代のカルトTV「The Avengers」の初のカラーシリーズでステイードが締めているタイ、ダークネイヴィーのスーツにダークネイヴィーのタイと思いきやほんの少し蒼みが効いているのだ。これが実にヒネリと気品が際立ってこれしかないと思えた。
当時の10代の私はジャーミンストリートからリトル プリンスアーケードまでくまなくロンドン中のハバダッシャー(紳士服飾雑貨屋)を探しめぐったが出会えなかった。
そしてそれから半世紀がたち、幸いにも私は自分でタイを糸から選び織り上げ、手縫いで縫えるようになった、もちろん自分じゃできないが100%、自分の意志を貫きとおせる。神様、ありがとう!
というわけで、これが紳士にとっての理想のタイである。無地のタイならこれ一本もっていれば良い(とくにブルー系のスーツを着るなら、チャコールグレイ、アンセラライトグレイ、黒なんかも良いネ)
「絹の質」、織りとしては最高の「本繻子」、40年前の繻子を凌ぐ、そして名人の仕立て、今世紀の至宝というべき「手縫い」である。
織りあげたのは史上初のAAAAA,5Aを獲得した「東京農工業大学」謹製の春嶺と鐘月という日本原種の繭を掛けあわせたもの。この糸の突き抜けた「質」は先日、「R.H.研究ノート」にも記した、桑を粒子状にし掛け合わせの当初から人工飼料を使わず、いままでありえなかった「理想の生育環境で育てた繭」という日本国から研究補助を受けたプロジェクトで生まれた「最高の糸」である。
「仕立て」はもちろん「名人」による完璧なる「手縫い」。閂止めをロイアルパープルにしてもらった。
銀座東京