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Victorian002S「ロールス クロコダイル カードケース」
bespoke classic
六義RIKUGHI
Art&ClassiC
「ロールス クロコダイル カードケース」
★
極めて上質なクロコダイルのカードケース、1920年代ごろのものだろうか?
どういう経緯でつくられたのかは不明だがイングリッシュレッドのエナメルも鮮やかなロールスの刻印が刻まれたプレートが嵌めこまれている、そして斑の細やかさなどクロコダイルの「質」が驚くほど良い。
こういう金属枠でフレームされたものを英国では「カードケース」と呼んでいる、英国が発祥のものだと思う、
独特の形状だがヴィクトリア時代から貴族階級のあいだでカード、或いは切手(切手は当時、現金と同じ扱いで汽車の切符も切手で買えた)を入れて持ち歩くのに使われた。
貴族階級の鞄やドキュメントケースなどあらゆるものにクロコダイルが多様されるのはヴィクトリア時代からだが、その理由はクロコダイルは牛革などにくらべて「劣化」しにくく傷つきにくく頑丈だということらしい。もちろん、希少で高価だからなのは云うまでもない、、、
とくに1920年代ごろまでにつくられたクロコダイルは非常に質が良い。鞣し方もそれ以降と異なる。