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私家版001S「 幻の『スタッグ』 クラシックストームウエルト 完璧なるホールカット」
bespoke classic
六義RIKUGHI
Art&ClassiC
「私家版」
「クラシックストームウエルト」
しかも完璧なるホールカット
さて諸兄、
「雨の日の靴」にお困りになったことはなかろうか?
とくに「その日」がちょっとした「畏まった都合」が控えていてトレーニングシューズや長靴で出かけるわけにもいかずだんだんと雨足が激しくなってくる窓の外をうらめしげにのぞいていた記憶はなかろうか?
私は割に自由な生活をしているので雨の日は40年近く前に誂えたニューヨークの「ヴォーゲル」というハンテイングブーツ専門店のバッフォローのブーツを愛用している。
アメリカの西部では「ハンテイングクラブ」がロンドンでいう「ジェントルメンズクラブ」の代わりをなしているので、友人に誘われて獲物を狙いに森のなかを随分と散策した、だから私のバッフォローのブーツはザクザクと傷が入っている。
とくに「ヴォーゲル」のオリジナルスタイルは何故かつま先に「コバ」を張り出さないので、つま先が岩にぶつかれば傷がつき、森の木の根につまづけばその傷が残っていく。
「ハンター」たちはブーツの無数に残っていく傷など気にしない。
山を下りれば泥を丁寧に落とされ手厚くサドルソープで清められて蜜蝋のはいった良い匂いのするクリームで磨かれるが「傷」は傷のままだ。
バファローブーツの底には「ビブラムソール」が張ってある。
Hand Made in Vienna