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ORI001S「 京正×六義 色の究極 」
GoldenClassic
織り匠
六義
bespoke
おとこのきもの
no. 1
「色の究極」
京正×六義
「日本の色」には感嘆、感銘します。
つくづくと眺め、惚れ惚れとため息をつく色に溢れています。
正直にいって、私はそういう色に憧れているのです。
絣や凝った織り柄というのではないのに、いやそれだからこそなのか、
熟練の職人によって惚れ惚れするよな色に染められた羽織と長着の絶妙な色組み合わせは、心のどこかの琴線に触れて、いつまで眺めていても飽きるということがありません。
そこには何か清く気高い「精神」のようなものがあると思うのです。
白い生地を「染める」という行為を支えているのは、積み重なった時間だと思うのです。
それはたしかな歴史です。それはしっかりっと長い年月にわたって職人が積み重ねてきた「時間」なのです。
その時間の砂粒ひとつひとつに、何百年という間にさまざまな色が考案され、染められ、淘汰され、発案され、それを染めた職人しか知りえない技術とか勘とかが蓄積されています。
「日本の色」はそうやって出来上がりました。そしてその日本の色が残っているのが「きもの」です。
しかも厳密にはひとつとして同じ色はない。貴方が貴方の色を染めれば、それはまたひとつの新しい「日本の色」になるのです。
銀座東京
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「京正」は美智子皇后妃をはじめ皇室のおきものを任されているが、そのきっかけとなったエピソードがいかにも「伝説」っぽかった。もちろん、真実であるのだけれど、
それは或る日、美智子さまがまだ皇太子妃であったころのことだ。帝国ホテルからお車で銀座の晴海通りを走っていたとき、「きしや」という今はない銀座の名店のショーウインドウーのなかにはっとする「きもの」が飾られていて、お帰りになってからも忘れられず、「あの着物がみたい」とお申し付けになったという。その「きもの」が「京正」のきものであった。
「京正」のきものは「美智子妃好み」である。多分、美智子妃はご自身のきものについては、日本という国に恥じない品格を大事にされているのだと思う。
「京正」の一之橋さんは、そこに答えたいのだと思う。「日本」の深い精神性を感じさせる色をつくりだしたいのだと思う。
そこには並大抵ではない強い意志を感じる。
京都には「一之橋」という友禅問屋がある。実は一之橋さんのご実家である。一之橋さんはそこのご主人の弟さんにあたり当初は一家の仕事に従事していたが、どうしても「友禅の極」といえるものをつくりたいと独立されたということだった。
「京正」の友禅は無駄なものは削りに削り、しかし、技の極地を集中した「美意識の到達点」を目指している。
なにしろ従業員は必ず「茶道」を学ぶというのが一之橋さんが先ずつくった「社規定」である。それは美意識というのが精神を研ぎ澄ましたところにあると知るからで、「染める」という事業そのものが「精神」のうえに成り立ち、発展すると考えるからだろう。
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だから、「京正」の色は一之橋さんと女将さんが手ずから絵具を混ぜ合わせ色見本をつくる。
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(*価格は「きもの(長着)」の仮縫い、仕立て代込みの値段です。同価格で「羽織」も承ります。羽織も仮縫い、仕立て代込みです。ただし、羽裏は別途になります。)
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