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ClassicPocketSquare088S「 リヨンの古代ペイズリー 」
10years afeter collection
Classic
PocketSquare
no. 88
「リヨンの古代ペイズリー」
1970年代前後、リヨン(フランス)で織られた「古代ペイズリー」です。
パリオートクチュールからの注文で織られたということですが、たいへんな手間がかかったと、かつて、そのミルで働いていたデザイナー(組織とかをつくる)から聞きました。
そのミルも1980年代に門を閉じてしまい、フランスのシルク産業の全盛期には「絹の街」として知られ、シュルカも自社ミルを構えていたリヨンもいまやミルの姿はありません。
この「古代ペイズリー」は、そのリヨンシルクの伝統技と矜持がかろうじて残っていた頃に織られたもの、さすがにたいへんまともで上質な糸作りをしています。
しっとりとした手触り、手に残る絹の柔らかな重みは布地のなかでもシルクだけが持つ「快楽」というものを思い出させます。
そして、神秘的な深いグリーンと美しい蒼の見事な「色」だしがいかにも良き時代のリヨンシルクの真骨頂です。
銀座東京