カテゴリー

■ みらい
■永遠のクラシックワードローブ
■ THE VERY BEST of 六義
■21世紀のワードローブをつくる
■Ryuichi ファクトリー| 新たなる工房
テレンス ザ・テンペスト モンタギュー伯爵コレクション
アイコニックなシャツ|The Classic Shirts
■ClassicSilverSmith六義DELUX
■ Braces| Bespoke Braces
■bespoke bowtie/ボウタイという選択
■R・Classics|六義クラシックス(NEW)
■ Bespoke Classic Tie | クラシック タイ「私家版」
◆For the Dandy`s House| ミクロコスモスとしての室内装飾(NEW)
■RyuichiJapan(New)
■Ryuichi眼鏡
■Ryuichi書林
■六義×京都
■織り匠 六義
■ 六義の帯
■ 三丁目チーム
■ The ClassicGinzaHat 
■Bespoke TOTOE
■クラシックハバダッシャー@アーカイブの「傑作」(NEW)
◆Classic Umbrella|紳士の雨仕度
◆BespokeClassicHat|紳士の帽子
◆六義 OLD KNITTING MILL
■六義 オークションハウス
■Bags & Luggages,and shoes 「革を追求する」
■ClassicClotheLabo | クラシックの黄金期 研究室
■Vintage Tie | ヴィンテージ タイ 
■The Art of Cuffs Links | カフリンクス マニア
■The Art of Pocket Square | ポケット スクエア
■Classic Crew Scarves| クラシック クリュー スカーフ
■ClassicEnglishSocks|クラシックソックス
■「失われた時を求めて」
 

トップ > ■ Bespoke Classic Tie | クラシック タイ「私家版」 > BespokeClassicPrivateTie029S「 クラブタイ 10yearas after 仕様」

BespokeClassicPrivateTie029S「 クラブタイ 10yearas after 仕様」

GoldenClassic


我儘放題

 SpecialWorks
no. 29
Bespoke

ClassicTie

 
 Genuine 六義小石丸

ClubStripes
クラブタイ


「六義」の「ClubTie」です、


「クラブストライプ」といえば、ガーズ(レジメンタル=近衛兵)タイやオールドスクールタイなどを思い出しますが、


文献を探ると、このガーズやオールドスクールなどを「ストライプの色で現す」ことは19世紀末英国を発祥とするとあります、

面白いことに最初の「クラブタイ」は、王室に関連する「ガーズ(近衛兵)」ではなく、
オクスフォード大学のExter Collegeから始まったらしいのですが、詳しいことはネットでも調べることができると思いますので、ここでははしょります、


「クラブタイ」というのは大概、「エンブレムヴァージョン」と「ストライプヴァージョン」の2種類があるのが通例です、このエンブレムとストライプのタイは行事によって使い分けられるのが慣例なのですが、(これは「パレードストライプ」などガーズタイでも一緒です、)

誤解を恐れずにいえば、
19世紀末に「クラブストライプ」という考えが現れてから、「エンブレム ヴァージョン」は内輪の席で使われることが多く、一般の目に触れる場では「ストライプ ヴァージョン」が使われるようになります、

紋章をストレートに重々しく持ちだすより、「分かるヒトには分かる」という、

「メンバーシップ」をストライプとその色で現すというコノやり方は洒落ていると私は思います、なかなか品のあるやり方です、

と、、、予備知識はこれぐらいとして、、


さて、我がクラブの「クラブストライプ」をご紹介しましょう、
製造元 : 六義銀座
価格 : 23,100円 (税込 円)
ポイント : 1
数量
 

銀座東京

品切れ

  • お気に入りリスト
  • 商品についての問い合わせ
  • 実はこの「クラブストライプ」は思った以上に作業が難航しました、 当初から最も古式な「ダブルストライプ」(勿論、ストライプによって畝が変わる)と決めていたのですが、、 (*私はずっと趣味で「ストライプの研究」を続けていますが、調べていくとこの「クラブストライプ」はストライプの「数」が少ない方が歴史も古い、考えてみれば当然ですね、、) やはり、色とその組み合わせには右往左往し、手こずりました、 何より、「クラブ」の「ストライプ」をつくる、、これは愉しくも重大な責務です、 そこで、熱帯の東京の或る夜、 私は書斎の奥のデスクで、「クラブストライプ」をつくるにあたり、その「条件」を自分に言い聞かせるが如く書き出すことから始めることにしました、、、 先ず、、、 「クラブストライプ」ですから、他のクラブ、ガーズ、オールドスクールと重複することは避けるべきです、 これは今までの「ストライプの研究」が幸いにも役立ち、私の調べた限りでは、我が「クラブストライプ」はオリジナルで、どこともダブっていないはずです、 貴方は大手を振って、どこへでも出かけ「これは我がクラブのクラブタイであると」胸を張って云う事が出来ます、 そして、我がクラブは「装い」を愉しむメンバーが集うクラブですから、そのクラブタイも当然、素敵に美しく、何より「装い」に合わせて品格のあるものが相応しい、、、 かつ、何より、それは我が「クラブ」らしいもの、、、 出来うるならソレを見た瞬間、「ああ、我がクラブらしい」と思えて、しかも生涯、誇りをもって愛せるものであるべきです、、、 何色でも、どういう組み合わせでも良いというものではないのは云うまでもありません、、、ふ〜む、、、

  • 「凛とした蒼紫」
    さて、こうした条件を踏まえて選んだのが 品のある「薄めの蒼紫」と「銀鼠」のダブルストライプです、 (*実際には何回も色だしを重ねているので色チップ上の呼称は当てはまりません、便宜上そう呼びますが、これは正しく我クラブだけのオリジナルの色です、) 古来より紫は高貴な色とされるのはご存知の通りです、 とくに「蒼紫」は、蒼の染めが古代では手に入りにくい稀な材料を必要として極めて高価であったことから王家の色とされてもきました、 そうしたことを別にしても、美しい「蒼紫」には魅きつけられるものを確かに感じるはずです、 青や赤にはない、優しくも凛とした独特の「表情」、、、 実際に装いとしてスーツに合わせたときも、他の色にはない独特のニュアンスを醸し出します、「高貴」といわれる理由がよく分かります、 そして、ネイビーやグレイ、茶色やトープベージュなど意外にどの色にも「独特な表情」で納まります、ある意味ではマイテイな色、、 「紫」はアトリエのテーマカラーでもありますが、青や赤ではなくこの色を「選ぶ」という時点である種の「判断」や「覚悟」が生まれるんじゃないかなと思えます、 私は、 「21世紀のタフな世界を凛として、かつ品のあるユーモアを忘れず生きていく」ことを メンバーの皆さん、そして私自身にも思い起こさせてくれることを願ってこの色を選びます、 ただ、この「蒼紫」には手こずりました、 当初は、やはり色としてもっと強目の紫を考えがちなのですが、「商品」として店頭では目立つでしょうが「装い」に合うものではありません、 「装い」に合わせるにはデリケートに優しく薄めで、かつ光を受けると上品に光沢を放つ「蒼紫」がふさわしい、 何回かの試行錯誤、そして職人さんに無理を強いてタイの形にサンプル縫いをしてもらって実際に手持ちのスーツ何着かに合わせて選んだのがこの「蒼紫」です、「ライラック」ともいえるし、薄めの「ロイヤルパープル」ともいえる、 この「蒼紫」は独自に色だししたもので、我がクラブの色です、 ネイヴィーでもグレイでもトープでもこの「色」は品格をもって似合うと確信しています、
    「日本の優れてエレガントな鼠」
    「四十八茶百鼠」、、、 (幕府による奢侈禁止令で派手な服装が制限された江戸の頃、 粋な連中は、これを逆手にとって鼠や茶色など「渋い」色にいかに微妙な色調をつけるかを競い合って愉しんだと云います、) 茶は48色、鼠は百種もある、、というぐらい、 鼠=グレイに限っては古の日本が最も進んだ国だといえます、 「アスコットグレイ」や「エレファントグレイ」など、グレイもヨーロッパでは「品格」の在る色とされていますが、それに負けないエレガントな色が「日本の鼠」に潜んでいると私は常々確信していました、 独自な「蒼紫」に合わせる色として私が「日本の鼠」を選んだのは、それこそが我がクラブらしいと思ったからでもあります、 この「銀鼠」はグレイのなかでも最もシックな色だと思います、知的とさえいえる、 ただ、この鼠も手間がかかりました、色を数種つくり、明度や装いとの合わせを繰り返したのですが、結局、この鼠に落ち着いて改めてこの色の設計を振り返ると、意外に「純粋」なモノトーンの設計なんですね、 ベージュとか蒼みとかそういうものを入れていない、純粋で真直ぐな「銀鼠」が独特な「蒼紫」を品格をもって受け入れてくれました、

  • 「凛とした蒼紫」と「日本の真直ぐにエレガントな銀鼠」の組み合わせの「クラブストライプ」、、 このタイは、装いにもよく似合い、我がクラブメンバーの姿としても品良く、そしてやはり独自だと思います、 メンバーの皆さまに愛されることを願ってやみません、、

    「クラシック タイの仕立て方」
    研究してみるとタイの仕立てというのはここ数世紀まったく革新されていないんですね、どこの国でも何故か同じような仕立て方法です、でも、はたして「その仕立て方」というのは「改善は不用なほど正しい」のでしょうか? 私が常々違和感を覚えているのは「芯地」です、 大概のタイはウールや化繊の芯を何枚かいれて「厚さ」をつくります、 しかし多くの場合、表地のシルクと芯地にはやはり不自然な「異和感」があります、いろいろ芯地も探し、検討もしましたが根本的に異なる素材を使うこと自体に不自然さがあると思うのです、 考えたすえ、せっかく理想的に織り上がった「オールドスクールタイ」なので同じこの絹を3枚芯地として使うことにしました、これならばタイ全体がなめらかな絹そのものの感触をしています、 表地と同じ絹の芯地を使うタイというのは多分世界でも例がないと思います、 職人さんからは贅沢過ぎると当初は抵抗にもあいましたが、金を出すのは私です、 正しく「絹そのもの」で出来上がっています、 (同じように絹だけで仕立てるタイに「7つ折り」があり実際に試してもみたのですが、「7つ折り」は構造上大剣から15センチ上ぐらいだけが分厚くなり、綺麗に結ぶにはタイとしての「精緻さ」にかけ、長年の使用にも耐えられないと私と職人さんたちは思いました、) 細部の仕立ても、この古式な「クラブタイ」にふさわしくあくまでクラシックタイの流儀にのっとっています、 幅はクラシックタイのベストである「8センチ」、少し幅広にカットした小剣、そしてタイの仕立てで大切なネック周りの補強ステッチ、これがあるのとないのでは大違いです、 古式な花閂をふくめ職人さんの愛情深い「手」による精緻なbespoke仕立てです、 既に六義小石丸のタイを手に入れて結ばれたメンバーは実感なさっていると思いますが、六義小石丸は独特の質感をもっています、密に織られてしっかりしているが柔らかい、、、それは良い「絹」そのものです、 大概のシルクはこれだけの高密度で織れば、バリバリとしたものになりがちですが、 この「六義小石丸」は、SulkaSilk以上の密度に織りこんでいますが、やはり「小石丸」の糸の良さがしなやかな柔らかさを生み、独特の「光沢」をも生みだしています、 現在のシルクは、大抵、「整理加工」の工程で、織る過程で生まれた表面の凸凹を均して「綺麗に」します、こうすると「高そう」にも見えます、 あえてこの行き過ぎた「整理・加工」をせず、織りあげられた自然の風合いを大切にしました、かなりの高密度で織りこんだ絹だからこそ「整理・加工」など余計だとも思いました、 小石丸は確かに素晴らしい糸で、これは優れていると私は思います、 ただ、研究熱心な職人さんに出会ったことが、とても大きいと私は実感しています、 なにより、職人さんとのチームワークで色づくりから試行錯誤して作り上げた、このストライプが独自であると自負しています、 サイズは長さ約140センチ       幅(大剣の最大)8センチ 記事の無断転載、画像の無断複写を禁じます。 copyright 2013 Ryuichi Hanakawa and Rikughi Co.,Ltd.

ページトップへ