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CufflinksMania102S「ヴィクトリアン ハンドカーヴド レイプシード マーブル カフリンクス」
bespoke classic
六義
RIKUGHI
Art&ClassiC
「ヴィクトリアン レイプシード マーブル カフリンクス 」
★
ヴィクトリア時代には東インド会社の躍進もあり、上流貴族の好奇心をあおる未知の国からのエキゾチックな品々が続々と海を渡ってきた、
異国情緒溢れる工芸品ばかりでなく、「大理石」など奇石も流行った、
普通の白黒の大理石ではない、例えばボニ・カステラーネはその壮大な大邸宅「Le Palais Rose」の壁面を文字通りローズピンクの大理石で埋め尽くパリの社交界を驚愕させた、
そしてこのヴィクトリアン特有の一体化したボウシェイプのカフリンクスは当時、珍しがられたレイプシード(ゴールドというよりは実物はそれより淡いベージュイエローだが)の大理石を「球状」に削りだして造られている。
「レイプシード マーブル」は「幸運のお守り」としてカードケースやチャームなどに当時しきりに加工されたらしいが、何故か現存しているものは少ない。
多分、それらは日常的に身に着けていたからだろう。
あるものは壊されたり、或いは持ち主の愛用品としてともに大地に戻ったのかもしれない、